カウンセリング雑記
カウンセリングではご自身の悩み(ご自身のこと)についてお話ししていただきます。カウンセラー側はできるだけ話しやすい雰囲気を作ることを心がけます。そして、お話やお気持ちを理解するために質問をしたり、カウンセラー自身の理解が正しいかどうかを確認するために、うかがったことをまとめたりすることもあります。
「悩みを話す」「自分のことを話す」というのは難しいことも多いです。話すことに大きな勇気が必要な場合もありますし、「悩み」という日々変化するものを言葉で表現することが難しく感じることもあるでしょう。そうした場合には、日常生活で印象に残った出来事をうかがったり、あるいは、(夜見る)夢をうかがったりすることもあります。
そうしたやり取りの中で、様々な事柄がカウンセラーと共有されていくと、その過程で問題が整理されたり、新たな視点が生まれます。そして、それにより解決法が見つかることもあります。あるいは逆に、これまでご自身で意識されていなかった悩みが見つかることもあります。解決法が見つかればそれに越したことはありませんが、これまで当たり前過ぎて意識していなかった根本的な悩みを言葉で表現することでも、心が軽くなったり、前向きになれたり、などの変化が生まれてきます。