Q. どのようなアプローチや技法を用いますか?A. いくつかの理論や技法を組み合わせています。パーソンセンタードアプローチ、認知行動療法、マインドフルネス、EMDR、ソマティックエクスペリエンシング、ブレインスポッティング、ポリヴェーガル理論などです。相談者様の意向や価値観を踏まえながら、適切な方法を組み合わせてセッションを提供いたします。Q. 話したいことがまとまっていないのですが大丈夫ですか?A. まとまっていなくても、問題ありません。「とにかく精神的に辛いけど、何が問題なのか自分でもよくわからない」というのは良くあることです。むしろ最初から、理路整然と話ができる方の方が、少ないかもしれません。問題の全体像を明確にし、理解することもカウンセリングで取り組むことの一つです。Q. 話をするのが苦手です。うまく伝わるか不安です。A. 初めてのカウンセリングや初対面のカウンセラーで緊張するのは当然のことです。まず、話すことに伴う不安や緊張にありのまま気づき、そのこと自体を話せると良いですね。そして、急ぐ必要はありませんので、あなたのペースでお話しください。自分の感覚にぴったりとくる言葉や語りを、時間をかけじっくりと探すプロセスそのものがカウンセリングです。最初のうちは、カウンセラーの方からあれこれ質問してもらった方が気楽であれば、そのようにさせていただきます。身体や、イメージを使ったセラピーも可能です。Q. 家族(パートナー、自分自身)が違法薬物を使っていることを打ち明けた場合、通報されますか?A. 通報は致しません。理由は2つあります。1つは、公認心理師および臨床心理士に告発義務はなく、守秘義務があることです。もうひとつは、逮捕されれば一時的に使用を中止はできるでしょうが、もしその方が薬物依存症の状態にある場合、刑罰による再使用防止効果は薄いと言われているためです。それよりも、その方がどうすれば自助グループや断薬・再使用防止プログラムにつながるのかを一緒に考えさせていただきたいと思います。Q. カウンセラーから非難されないか不安です。A. もしも、あなたが社会的に認められない行為をしていたとしても、基本カウンセラーが説教したり非難することはありません。責められて、人が良い方向に変わることなどありえないからです。もしも、あなたがそれを変えたいと思って相談に来られるのであれば、その決断自体を尊重したいと思います。ただし、それでもカウンセラーから責められたり、非難されているように感じるのであれば、ぜひ、そのこと自体を率直にお話しいただければと思います。Q. トラウマ記憶を克服したいけど、内容を話したくないです。A. 内容をお話しされなくてもトラウマ記憶を処理することは可能ですので、ご相談ください。その際は、主に身体感覚や身体反応に焦点を当てて取り組みます。Q. オンラインでEMDRは実施可能ですか。A. 可能です。ただし、諸事情により眼球運動ではなくセルフタッピング(左右交互の触覚刺激を自分で行いながら記憶の処理を行う)を用います。セルフタッピングでも効果はあるとされますが、うまく行かない場合は代替案(プレインスポッティング、ソマティックエクスペリエンシングなど)を提案させていただいております。