更新日 2025年02月05日 | カテゴリ: カウンセリング
「カウンセリングを受けてみたいけれど、高そう...」 「カウンセリングといっても、料金設定がいろいろありすぎて、どれを選べばよいかわからない」
悩みを相談したくても、料金が理由でカウンセリングを受けるのを迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回は、カウンセリング料金設定の理由や機関別の料金相場、カウンセリングの選び方について紹介します。
この記事のまとめ
→オンラインカウンセリングでの相談もおすすめ
心理に関する専門知識を持っている資格者、たとえば臨床心理士・公認心理師がカウンセリングを行えば、質が高く安全なカウンセリングができる可能性が高くなります。
有資格者がカウンセリングを行う場合、どうしても人件費が高くなりがちであるという理由が挙げられます。
また、カウンセリングは1回のセッションの時間を決めて行うことが多いため、1人のカウンセラーが1日に行うことができる回数が限られています。たとえば、1回のセッションが50分の場合、1日に6回〜7回が上限の回数です。
1日で行えるセッション回数に上限があるため、どうしても料金が高くなる傾向があります。
カウンセリングルームを設けている場合、建物の賃料、光熱費等が発生します。プライバシーに配慮し、落ち着いて話をするためには、機密性が高い部屋の用意が必要です。また、地方よりも都市部の方が賃料が高くなり、カウンセリング料金相場も高めの設定になっています。
医療機関でカウンセリングを受けたい場合、心療内科もしくは精神科で対応しています。
相場は、6000~8000円程度で、クリニックの立地などによっては1万円以上する場合もあります。
心療内科と精神科で、科によるカウンセリング料金の差はありません。
しかし、症状や治療法が違えば、それに対応するカウンセリングをするため、結果的な料金は上下することがあります。また病院内で行われるカウンセリングでも、保険適用になる場合と適用外になる場合がありますので、事前に確認をしておくとよいでしょう。
会社が契約している産業医やカウンセラーがいる場合には、無料で相談できることがあります。また、治療や通院が必要であるという判断や適切な病院の紹介、紹介状作成などに対応してもらえます。
精神症状から身体症状まで、不安なことや気になることがあったら相談してみるといいかもしれません。
また学校では、生徒だけでなく、保護者や教職員も無料で相談できるスクールカウンセラーがいるケースもあります。まずは所属している企業や学校にカウンセリングサービスがあるか確認してみてもよいでしょう。
オンラインカウンセリングでは、自宅やカフェなど自分の好きな場所から、ビデオや電話、メッセージを通してカウンセリングを受けることができます。
カウンセラーにとっては、カウンセリングルームを設ける必要がなく賃料が発生しないため、他の方法と比較して抑えた料金設定になっていることが多いようです。
1回50分前後で6,000円~10,000円のサービスが多いようですが、カウンセラーの資格や学歴によっても異なります。
1回45分5000円から、悩みや症状に合わせたカウンセラーと希望の時間を選択して、ビデオ/電話によるカウンセリングを受けられます。同じカウンセラーと長期的に信頼関係を築くこともできるため、じっくりと内面と向き合いたい方におすすめです。
参考リンク: サービスと利用料金
国や自治体では、誰でも無料で相談できる窓口を設けています。相談者の話を傾聴することに重きをおいており、医療行為治療は行いませんが、必要に応じて専門家を紹介してくれるサービスがあります。
こころの問題について、本人だけでなく、家族など周囲の人も気軽に相談できます。相談自体は無料ですが、通話料は発生します。
こころの病気に関する不安や悩みのほか、アルコールや薬物などの依存症に関する相談ができます。医師などのこころの専門家に相談することもできます。
働く人やその家族、企業の人事労務担当者からメンタルヘルス不調などの相談を、電話ですることができます。
参考サイト一覧
無料でカウンセリングをしてもらえるため、「まずは誰かに悩みを聴いてほしい」という人には、国・自治体によるカウンセリングは向いていると考えられます。
しかし、このような無料カウンセリングは1回ごとに担当者が変わることがあり、継続的なカウンセリングが必要な深い悩みを相談することが難しい場合があります。
有料カウンセリングは1人のカウンセラーと信頼関係を構築しながら、長期的に変化を生み出すことに適しているため、それぞれのメリットをうまく組み合わせながら利用しましょう。
クリニック内で保険が適用されるのは、主に以下の場合です。保険が適用される場合のカウンセリング料金は、通常3割負担になります。
1. うつ病などで、医師および看護師による認知療法・認知行動療法が実施される場合
2. 特定の精神疾患と診断され、医師による通院および在宅精神療法を受ける場合
3. 医師がカウンセリングを通院精神分析療法として行う場合
参考サイト: 平成30年度診療報酬改定について
医師やカウンセラーによって、治療やカウンリングに対する認識が異なる場合があるため、受けようと思っているカウンリングに保険が適用されるかどうかは、事前に担当の医師やカウンセラーと確認をするようにしましょう。
その年の1月1日から12月31日までに支払った医療費が一定額を超える場合、その医療費の額を基に計算される金額の所得控除を受けられます。これを医療費控除といいます。
医療費控除の対象になるのは、心療内科や精神科の医師による診療および治療費のみです。カウンセラーによる治療は対象になりません。
関連詳細記事: カウンセリングは医療費控除の対象?|カウンセリングは保険適用されない?保険適用される3つのケース
医療費控除の申請の際に、医療機関で発行された領収書が必要になるため、医療機関で発行された領収書はきちんと保管しておくようにしましょう。詳しい条件や手続きは必ず国税庁HPを確認するようにしてください。
相談するカウンセラーを選ぶ際は、以下に注目してみましょう。
臨床心理士、公認心理師など心理の専門家や、キャリアに関する悩みであればキャリアコンサルタントなど相談したい悩みに適した知識を持つカウンセラーを選びましょう。
カウンセラーのプロフィールを確認し、これまでの経験や専門の相談分野を見てみましょう。相談したい悩みに近い分野の経験が多いカウンセラーが理想です。
カウンセリングには、認知の歪みにアプローチをする「認知行動療法」、相談者を無条件に受け入れ尊重する「来談者中心療法」、無意識に心の中で起きていることを継続的に考えていく「精神分析的心理療法」など、様々な方法があります。
カウンセラーによって得意な治療方法が異なるので、チェックしてみましょう。
カウンセラーの選び方については以下の記事も参照してみてください。
関連詳細記事: カウンセリングを受けたいなら必読!相性の良いカウンセラーを見つける方法
「いろいろ調べて見たけれど、高くて受けられない」と感じたら、まずはオンラインカウンセリングを試してみてはいかがでしょうか。同じカウンセラーと信頼関係を構築しながら、クライエントに合ったカウンセリングをしてくれるだけでなく、他の方法と比較して料金を抑えることができます。
たとえば、オンラインカウンセリングのcotreeでは1回45分、5,000円〜で臨床心理士や産業カウンセラーなど資格保有者のカウンセリングを受けられます。ぜひ気軽に試してみてください。
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