更新日 2025年01月07日 | カテゴリ: うつ病・憂うつな気分
うつ病の治療をしようと思った時、「うつかもしれない」と感じた時には、一人で悩まずに正しい対応をすることが大切です。そこで今回は、うつ病の治療法の1つ、「カウンセリング」についてご紹介します。
本格的に治療する前にまずは十分な休養をとりましょう。うつ病は一般的に責任感の強い人などがなりやすいとされています。
そのため、「できない自分」を許せず、休みを取ろうとしない人も多いもの。
しかし、ストレスを抱えすぎた状態では、十分な治療効果を期待できません。場合によっては休職・休学や、入院をして、少しでも心の負担を軽くすることが大切です。
うつ病を含む多くの精神疾患は、薬を服用することで治療していきます。抗うつ薬の他、睡眠導入剤などを使用する場合もあります。
精神療法(心理療法)とは認知行動療法、精神分析療法など、精神科・心療内科における、対話を中心とした治療を指します。
絵画などを通した療法もあり、多くの場合は薬物療法と精神療法を併用して治療していきます。
うつ病を抱えている方がカウンセリングを受けるメリットは、下記のようなものがあります。
うつ病で悩む方は周りの誰にも話せないまま苦しみを抱えていることが多いため、まずは気持ちを発散することが大切です。
カウンセリングは1回につき50分程度の時間が確保されており、何から話してよいかわからない場合でも、カウンセラーが質問や対話を通して、丁寧に気持ちを引き出してくれるため、不満や不安な気持ちが溜まっている人の場合でも十分に話せるでしょう。
うつ病になると不眠症なども含め、さまざまな悩み・症状が併発することがあります。どの悩みから解決していくかを見誤ると、回復まで時間がかかるのはもちろん、症状が悪化する可能性もあります。
心理カウンセラーや精神科医など、専門家と直接話せるカウンセリングでは、問題となっていることの意味を対話を通じて、臨床心理学的な視点から整理・理解することができるため、悩みの本質から解決を目指す上では有効な方法です。
カウンセリングの効果に関する内容は「カウンセリングで効果があるのは「自分自身を変えたい」人」にも記載していますので、もしよろしければご覧ください。
うつ病の改善が期待できるカウンセリングですが、場合によっては逆効果になってしまいかねません。カウンセリングを受ける際の注意点は、下記の3点です。
短期で効果が実感できることももちろんありますが、多くのカウンセリングは、まず相手との信頼関係を築き、それから解決法を模索していきます。
特に考え方や価値観は、すぐに変わるものではないため、根気強く通うことが重要です。
過去のことなどに関して、無理に思い出して話そうとすると、フラッシュバックなどで苦しくなってしまう可能性もあります。
事実と違うことを言うとカウンセリングの効果を下げてしまう恐れがありますが、話したくない部分に関しては、無理に伝えようとしなくて大丈夫ですよ。
カウンセリングを受けるとさまざまな治療法を試したり、薬物療法を併用したりすることもあります。その際あまり効果を感じられないなどと感じたら、素直に伝えるようにしましょう。
そうすることで、カウンセリング方法の改善や自分に合った治療法を見つけやすくなり、より効果を実感できるはずです。
カウンセリングは、まず自分のことを話して、それに対してのリアクションとして解決策の提示などがされます。
そのためカウンセリングは、自分が何に悩んでいるのか、何を解消したいのか、ということをある程度言葉にできる人におすすめです。
対話や考えること自体が難しい場合には、病院に行き治療方針を医師相談してみて、まずじっくり休養するようにしましょう。
認知行動療法といって、考え方や物事の受け取り方に働きかけて気持ちを楽にする療法があります。
うつ状態になると悲観的に考えやすくなりがちなのですが、そうした考え方のバランスをとり、ストレスに適切に対応できる心を作ることが目的です。
カウンセリングでは、カウンセラーとの対話などを通して自らの認知のゆがみ(考え方の偏り)を解消していくため、考え方を変えたい、という方はぜひ試してみてください。
・参考サイト:認知行動療法センター|認知行動療法とは
先述した通り、カウンセリングは継続的に利用して効果が実感できることも多いもの。
東京都内のカウンセリングルームの場合、1回あたり10,000円前後かかることも珍しくありません。カウンセリングは自由診療になる可能性もあるため、経済的状況も考慮する必要があります。
仮に専門家がカウンセリングが必要だと判断しても、本人がその必要性を感じていなければ、カウンセリングの効果は見込めません。カウンセリングは自主的に取り組む姿勢が、非常に重要です。
カウンセリングを受ける場合に心配になるのが、費用面の負担ですよね。料金の高いイメージがあるカウンセリングですが、以下のような方法で費用を抑えることができます。
カウンセリングは一般的には自由診療なのですが、一定の条件を満たす場合、保険適用となります。
保険適用されるカウンセリングの場合には、医療費控除を受けることが可能です。医療費控除とは、1月1日から12月31日までの1年間に支払った医療費が一定額を超える場合、その医療費の金額に応じて、所得控除を受けられる制度です。
医療費控除の申請には医療機関で発行された領収書が必要となりますので、きちんと保管しておきましょう。詳しい条件や手続きは、国税庁HPよりご確認ください。
保険適用のカウンセリングを受けるには、医師からカウンセリングが必要だと診断される必要があります。
カウンセリング施設などもありますが、「うつ病かどうか診断してほしい」「あまり経済的に余裕がない」という方は、きちんと精神科・心療内科の病院に行くようにしましょう。
うつ病の治療を行う場合、継続的に通う必要が出てくるため、立地が非常に重要となります。職場の人に知られなくない、といった方でも、通勤経路の途中駅など、なるべく行きやすい場所を選ぶようにしてください。
今回は、うつ病の治療法として、カウンセリングをご紹介しました。しかし、カウンセリングはあくまで治療法の1つ。本人の性質やカウンセラーとの相性などによって、効果が実感できない可能性もあります。
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