恋愛に依存しやすい人の特徴は? 恋愛依存の治し方と対処法6つ

「大好きな恋人がいて幸せなはずなのに、常に不安が付きまとって苦しい……」そんな方は、恋愛依存に陥っている可能性があります。

ここでは、恋愛に依存しやすい男女の特徴と克服の仕方、依存体質な恋人への対処法について、ご紹介します。

この記事のまとめ

  • 恋愛依存には、共依存と回避依存の2つのタイプがある
  • 恋愛依存になる原因は、自己肯定感の低さ、幼少期の愛情不足、過去のトラウマなど
  • 依存の治し方としては、相手と距離を置く、自分の時間を充実させる、カウンセリングで相談する
  • 依存されている場合の対処法としては、相手の気持ちを受け入れすぎない、ボーダーラインを引くなど

→恋愛依存で悩んでいる人はオンラインカウンセリングでの相談もおすすめ

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目次

  1. 恋愛依存とは?
  2. 恋愛依存度をチェック! 依存しやすい人の特徴
  3. 恋愛依存になる原因
  4. 恋愛依存体質を克服!依存しない方法と治し方3つ
  5. 恋人に依存されている時の対処法3つ

恋愛依存とは?

恋愛依存とは、恋愛関係に過度に執着し、相手なしでは自分の存在価値を感じられない状態を指します。
相手の行動や反応に一喜一憂し、常に不安や孤独を感じやすく、離れることに強い恐怖を抱きます。

自己肯定感が低く、相手に尽くしすぎたり、束縛・依存的な行動に出やすくなるのが特徴です。健全な関係より「愛されている実感」を優先しがちで、恋愛が人生の中心となり、精神的バランスを崩すこともあります。
恋愛依存には、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

共依存

共依存とは、お互いに依存している恋愛関係のことをいいます。
パートナーがいないと生きていけない人や、相手を支配することで満足感を得る人はもちろん、相手に対して過剰に尽くしてしまう人も、ここに含まれます。
自分のことを顧みず、相手のことだけを考えて世話を焼いてしまう人は、共依存になっているといえるでしょう。

つまり、自己評価が低いために、相手に尽くすことで、存在価値を得ようとしてしまうのです。
共依存になっている人は、お互いが相手から見放されること怯えているので、一緒にいるのが苦しいと思っている人が多いようです。

回避依存

回避依存とは、人と親密な関係になることを避ける人のことをいいます。
初めは自分から積極的にアプローチをしますが、親密になってくると自ら関係を断ってしまうのです。
しかし、自分を好きで居てくれる人がいないと不安を感じてしまうため、浅い関係のまま恋愛を終わらせて、また次の人を探すというサイクルを繰り返すという特徴があります。

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恋愛依存度をチェック! 依存しやすい人の特徴

何よりも恋人のことを優先する

恋愛依存の人は、何よりも恋人を優先してしまう特徴があります。生活自体が恋人最優先になってしまうため、常に恋人と繋がっていなければ気が済まず、友達はもちろん家族との時間も、疎かになりがちです。

周りの人も始めのうちは声をかけてくれますが、恋愛依存の人は聞く耳を持てない状態になっているので、心配してくれていた人も次第に離れていってしまうこともあります。
その結果、周りには恋人しか居なくなってしまい、恋人への依存は高まる一方になるのです。

頻繁に会いたいと思う

「好きな人に会いたい」と思うのは、恋をしていれば当たり前のことですが、恋愛依存の人は会いたいと思う頻度が非常に多いことが特徴です。
「常に一緒にいないと不安」という人は、依存度が高い状態にあります。
会いたい気持ちを抑えきれず、恋人の予定も考えずに会いに行くという人も、恋愛に依存していると言えるでしょう。

相手がいないと不安

相手がいないと不安で、「苦しい」と感じてしまうことも恋愛依存の人には多い傾向にあります。
束縛したい、自分を犠牲にしすぎてしまう、尽くしすぎてしまう、相手に求めすぎてしまうなど、理由は様々です。

恋人が居ないと生きていけないと思い込んでいるため、「恋人が居なくなったらどうしよう」という不安も常に付きまといます。
その気持ちのせいで感情的になって相手に当たってしまったり、自分を抑えて恋人の機嫌を損なわないように行動してしまったりするため、苦しい気持ちがどんどん強くなってしまうのです。

また、関係が明らかに苦しくなっても、「一人になるくらいなら」と我慢し続けてしまい、なかなか離れる決断ができません。別れの恐怖が依存をさらに強める悪循環に陥ることもあります。

自分の価値を恋愛で測ってしまう

「愛されている=自分に価値がある」と感じる傾向があり、恋愛の有無や相手の態度によって自己肯定感が大きく左右されます。
何かをした時に相手からの反応が薄いと、自分を否定されたように感じてしまいます。
自分が理想とする相手への反応を求めて感情的になり、相手との関係性を悪くしてしまうこともあります。

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恋愛依存になる原因

自己肯定感の低さ

「自分には価値がない」「一人では何もできない」という思い込みが強いと、他人からの愛情や承認に頼らざるを得なくなります。その結果、愛されることで自分の存在を確認しようとし、依存的な行動に陥りやすくなります。

幼少期の愛情不足や不安定な家庭環境

子ども時代に十分な愛情を受けられなかったり、両親の関係が不安定だった場合、大人になってから、無償の愛や安心できる存在を強く求めるようになります。
そのため、恋人に親の代わりのような役割を無意識に求めてしまうこともあります。

過去の恋愛や人間関係での傷・トラウマ

浮気、突然の別れ、裏切りなどの経験があると、「次こそは失いたくない」と過剰に相手に執着するようになります。

傷つくことへの恐れから、相手の言動を過度に気にしたり、必要以上に相手に尽くすようになることもあります。

「恋愛=人生のすべて」という考え方

恋愛を最優先に考える価値観を持っている場合、恋人との関係がうまくいっていないと、生活全体が不安定になります。
仕事や趣味、友情など恋愛以外の自己実現が育っていないと、恋人への依存度が自然と高くなってしまいます。

恋愛依存を克服!依存しない方法と治し方3つ

恋人・恋愛と少し距離を置く

恋愛依存している人は恋愛が最優先で、恋人との距離感が近すぎる傾向があります。
そのため、恋愛依存を克服するには、恋愛や恋人から少し距離を置いてみるのが効果的です。連絡や会う頻度を減らして、恋人のいない時間に慣れていきましょう。

初めは辛いかもしれませんが、依存したままの生活も苦しいですよね。慣れていけば、良い意味で冷静さを取り戻し、長続きする恋愛関係を築けるはずです。

自分の時間を充実させて自立する

1日の全ての時間を恋人に捧げていませんか? 恋愛依存の人は、恋人を優先するあまり、自分の時間を疎かにしてしまいがちです。
恋人ができる前は、何をして自分の時間を楽しんでいたのか思い出してみてください。家族や友達との時間、自分の好きなことをする時間など、他にも大切にしたい時間があるのではないでしょうか?

恋人を大切に思う気持ちも大事ですが、恋人と同じくらい自分の時間も大切にしなければなりません。恋人以外の大切なことに時間を費やしていくことが精神的な自立を促し、恋愛依存克服に繋がっていくことでしょう。

カウンセリング・治療も検討して

自分自身で解決が難しいという人は、カウンセリングや心療内科・精神科での治療に頼ってみるのも一つの手です。
周りの人がせっかくアドバイスをしてくれても、「自分たちのことを何も知らないくせに」と素直に受け入れられない人もいることでしょう。
しかし、客観的に話を聞き、理解してくれる専門家と考えを整理することで、状況が良くなるかもしれません。

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恋人に依存されている時の対処法3つ

相手の気持ちを受け入れすぎない

恋人に依存されている場合、気持ちをぶつけられたり、押し付けられることがよくあるかと思います。
そんな時、恋人のことが好きな気持ちから、つい全てを受け入れてあげたくなりますよね。しかし、あなたは本当に心から恋人の意見に共感しているのでしょうか?
「恋人に好かれたい」「寂しくさせたくない」「信頼されたい」という気持ちで、無理矢理合わせてはいませんか?

無理して合わせるのは恋人のためにもなりませんし、受け入れてばかりいると相手の依存はどんどん強くなります。
恋人を受け入れることも大事ですが、時には自分の意見も伝えて、お互いを尊重し合える関係を目指していくことが大切です。

相手と自分のボーダーラインを引く

恋愛依存の恋人は、連絡や会う頻度が少なかったり、同性の友達と遊びに行っただけでも不安な気持ちをぶつけてくることも多いでしょう。

しかし、恋人を不安にさせたくないという気持ちがある反面、全てを受け入れていては、自分の自由がなくなってしまうという心配もあるかと思います。
恋人の不安な気持ちを聞いてあげることは大切ですが、それを聞いてどのように行動するのか決めるのは自分自身です。

自分まで恋愛依存に引きずり込まれないためにも、恋人のためにできるボーダーラインを決めておくことが重要です。

別れたいのに別れられない時は

恋愛依存の人は「恋人がいないと生きていけない」「恋人には自分がいなくちゃダメ」という思考になっています。
そのため、恋愛依存体質の相手の頭の中は「離れてしまったら自分の存在価値がなくなってしまう」「どう生きたら良いのかわからない」という不安でいっぱいです。

ただ、あなたが相手と本気で別れたいのであれば、別れる以外に選択肢がないことを相手に理解してもらう必要があります。
泣きつかれたり、必死に引き止められるとは思いますが、優しさを見せてしまえば、相手は望みを持ってしまいます。それではいつまでたっても別れることはできません。
別れの理由と結論を理解してもらえるまで伝え続け、一人でも大丈夫だというところを見せましょう。
選択肢が無く、自分の居場所がないということが分かれば、諦めがついて身を引いてくれることも多いものです。

恋愛依存は、たかが恋愛の悩みだと軽視しがちですが、当事者にとってはとても辛く深刻な問題ですよね。しかし、相手に気持ちを押しつけたり、相手を受け入れすぎるのは良い恋愛関係とは言えません。

自分の力だけでは解決できないときには、カウンセリングを利用することも有効です。
「cotree」のオンラインカウンセリングなら、恋愛分野に強いカウンセラーを選び相談することもできますので、まずは気軽に相談してみてくださいね。

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